2026年度 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 3学年

探究テーマ
勉強場所の違いによって集中時間とテストの得点にどのような違いがあるのか
①テーマ設定の背景
家や学校で勉強しているときに集中度の違いを感じ、他の場所ではどうなのか、またどこで勉強するのが一番集中できるのか調べたいと思った。
②仮説
・音楽が流れている環境より、無音な環境のほうが集中時間が長くなる。
・暗い環境よりも明るい環境の方が集中しやすい。
・整理整頓された机の方が集中できる。
・スマホが手の届かない所にある方が集中時間が長い。
③調査方法
簡単にできるテストを用意し、以下の環境で同じ時間に実施する
1:無音の環境(図書館の自習スペース) 2:BGMあり(刺激の少ない、一定テンポの音楽を流す)
3:明るい白色照明 4:暖色の間接照明
5:スマホを手元に置く 6:スマホを目に入らないところに置く
7:机の上が散らかった状態(本や文具、飲み物などをランダムに配置) 8:机の上が片付いた状態(必要最小限の物のみ)
テスト内容:読解テスト
400~500字程度の短文を読み、その内容に関する約5問の選択問題に答える。(問題はchatGPTからの出題)
主観評価(どれくらい集中できたかを5段階で評価)、問題の正答率、解けたスピードの記録により集中度を測定
自己評価項目
評価項目 1 2 3 4 5
集中できた 全くできなかった あまりできなかった 普通 割と集中できた 非常に集中できた
④結果・分析
条件 正答率 所要時間 自己評価
無音の環境 100% 3分30秒 5
BGMあり 100% 3分40秒 4
明るい白色照明 100% 3分20秒 5
暖色の間接照明 100% 3分50秒 4
スマホを手元に置く 80% 4分10秒 3
スマホを目に入らない所 100% 3分20秒 5
机の上が片付いた状態 100% 3分10秒 5
机の上が散らかった状態 80% 4分00秒 2

⑤まとめ
音の条件と照明の条件では、時間や評価に差は出なかった。今回の研究では刺激の少ないBGMを使用したためこのような結果になったが、BGMの音量やジャンルによって集中度も変化する可能性がある。
スマホを手元に置いたときと、机の上が散らばった状態のときは比較的所要時間が長くかかり、自己評価も低かった。
以上の結果から、学習に集中したいときは
・スマホを目に入らない所に置く。
・机の上は片付いた状態にしておく
この2つが効果的であることが分かった。
⑥残論点・今後の課題
今回は学習者の条件を一定に保ち、学習環境の違いが集中度に与える影響を分析するため、自分一人を対象とした検証を行ったが、複数人で検証を行った場合についても調べ、さらに詳しく集中できる環境についての分析をしたい。
また、今後は調査の条件も増やし、より細かい結果が得られるような調査を行いたい。