2026年度 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 3学年

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探究テーマ

スポーツと音楽

テーマ設定の背景

部活の練習試合の会場で音楽に合わせてウォーミングアップをしているチームがあって音楽を流すことでパフォーマンスにどんな影響を与えるのか疑問に思ったから。

仮説

スポーツをしながら聞く音楽には 、プレイヤーのパフォーマンスを向上させ、精神的な状態を良いものにすると考えられる。また、体力の消耗具合について音楽は関係ない。

調査方法

① 実験対象

高校生を中心とした10名程度の被験者(同意を得て参加)

② 実験内容

同一のスポーツを以下の条件で行ってもらう。

条件A 音楽を聴きながら。

条件B 音楽を聴かない 。

③ 測定項目

パフォーマンス

運動の距離、回数、時間など

体力の消耗具合

運動後の心拍数、息切れの程度など

精神的な状態 運動後に気分やモチベーションをアンケートで調査

④ 分析

条件ごとの各項目の値を比較。

音楽がスポーツに良い影響を与えるのか検討する 。

結果・分析

高校生10名を対象に、同一の運動(5分間の一定ペースでのランニング)を
条件A:音楽を聴きながら運動する場合
条件B:音楽を聴かずに運動する場合
の2条件で実施した。

① パフォーマンス(運動量)

5分間で走った距離の平均値を以下に示す。

条件A(音楽あり):1.25km

条件B(音楽なし):1.10km

条件Aでは条件Bよりも、平均で0.15km長い距離を走る結果となった。

② 体力の消耗具合

運動直後の心拍数と、息切れの程度(5段階評価)の平均値を比較した。

心拍数
 条件A:145回/分
 条件B:147回/分

息切れの程度
 条件A:3.6
 条件B:3.7

心拍数・息切れの程度ともに、両条件で大きな差は見られなかった

③ 精神的な状態(アンケート結果)

運動後に「気分」「モチベーション」についてアンケートを行った。

「気分が良い・とても良い」と回答した人数
 条件A:8人
 条件B:4人

「やる気が高まった」と回答した人数
 条件A:7人
 条件B:3人

音楽を聴きながら運動した条件Aの方が、精神的に良い状態であると感じた被験者が多かった。

分析

以上の結果から、音楽を聴きながら運動することで、運動量が増加し、気分やモチベーションが向上する傾向があることが分かった。
一方で、心拍数や息切れの程度に大きな差が見られなかったことから、音楽は体力の消耗そのものにはあまり影響を与えず、精神面に強く作用していると考えられる。

まとめ

スポーツ中に音楽を聴くことは、プレイヤーの気分やモチベーションを高め、パフォーマンスの向上につながる可能性があることが分かった。
一方で、体力の消耗具合には大きな影響は見られず、音楽は主に精神的な面で効果を発揮すると考えられる。
そのため、ウォーミングアップや練習前に音楽を取り入れることは、競技力向上に役立つといえる。

残論点・今後の課題

・被験者数が少なかったため、より多くの人数で調査する必要がある

・音楽のジャンルやテンポの違いによる影響を調べることができなかった

・スポーツの種類によって音楽の効果が異なる可能性がある

今後は、音楽の種類やテンポ、競技ごとの違いにも注目し、より詳しく調査していきたい。

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