2026年度 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 3学年

探究テーマ
キャラクターは医療において”安心剤”になるのか
①テーマ設定の背景
病院へ行くと、アンパンマンやサンリオなどのキャラクターが飾ってあるのを見かけます。それが、小さい子供たちの病院への不安を抑えるためなのだろうかと興味を持ったことがきっかけでテーマを設定しました。
②仮説
特定のキャラクターが子供たちの病院への不安を和らげる”安心剤”になっている
③調査方法
①インターネットや図書館で実例を調べる
検索例)キャラクター、安心、病院、子供 など
②アンケート(病院に協力していただき、来られた親御さんに調査する)
(内容:お子さんの好きなキャラクター、医療現場においての効果を感じるか)
④結果・分析
①インターネット調査
キャラクターの医療においての効果例
小児医療
子どもが注射や検査を怖がらないように、病院の壁や器具にアニメキャラクターが描かれていることがある
例:アンパンマン、ドラえもん、ポケモンなど
子どもは「怖い病院」<「楽しい場所」と感じやすくなる
高齢者介護や認知症ケア
可愛いキャラクターの人形やロボット(例:AIBO、パロ〔アザラシ型ロボット〕)
→元気づける・ストレス軽減・コミュニケーション活発化
病院のマスコットキャラクター
一部の病院では独自キャラクターをつくり、ポスターや案内板に登場させて「怖い・堅苦しい」というイメージを減らす
例:鹿児島共済会 南風病院の「みなみん」
医療従事者のユニフォーム
小児科や歯科では、ナース服や白衣にキャラクター模様が入っていることがあり、患者さんが緊張せずに安心できる工夫になっている
②アンケート調査
Q1 お子さんの好きなキャラクターは?

(複数回答可:28人のアンケート)
約65%がアンパンマンが好きと答えた。
Q2 病院内で見かける装飾でお子さんの気持ちを安心させているものなどありますか。(例:アンパンマンの折り紙など)

約90%の人が‘‘はい‘‘と答えた。
Q3 Q2ではいと答えた方は、それはどのような装飾でしたか

(鹿児島生協病院 谷山生協クリニック様のご協力により
2025年11月~12月にかけて 28名の方に回答いただきました)
⑤まとめ
仮説:特定のキャラクターが子供たちの病院への不安を和らげる”安心剤”になっている
①キャラクターと医療の関係性
・医療従事者の方々が身に着けるもの
・ロボットなどAIを利用した介護、看護
・病院の装飾
・病院の宣伝
多くの医療現場でキャラクターが元気づける・ストレス軽減・コミュニケーション活発化等の安心剤としての利用がされていた。
②小さな子供に人気のキャラクターの特徴
・カラフルで明るい色が多い
・目が大きめのキャラクターが多い
・ヒーローやプリンセスなどの憧れになるもの
・丸っぽく笑顔が特徴的な癒しのキャラクター
→Point!! 共通点は憧れの対象or安心できるゆるさ
①②から、見た目やそのキャラクターの性格や職業が小さい子供の憧れとなり、安心や勇気を与え、不安な医療現場で役割を果たしていると分かった。アンパンマンは丸く明るい色で安心でき、ヒーローという憧れの対象となるキャラクターで、特に医療現場で活躍していると考えられる。
・子どもは「正義の味方」「助けてくれる存在」に安心感を覚えやすい
・アンパンマンは「困っている人を必ず助ける」行動を繰り返すキャラ
→ 病院という不安な場所と真逆の存在だから安心につながる
⑥残論点・今後の課題
★今後調べたいこと
①医療関係者へのインタビューを行い、専門的な視点からキャラクターの効果を評価する
②年齢別や病院別の違いを調べる
③キャラクターに頼りすぎると年齢が上がると効果が弱くなる?