2026年度 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 3学年

探究テーマ
スパイクの種類によってタイムは変わるのか
①テーマ設定の背景
世界陸上を見ていたら、選手が色々な種類のシューズを使っていたので、スパイクの種類によって速さは変わるのか気になったから。
②仮説
値段が高い順に早くなり、METASPEED SP,Maxfly2,Ambitionの順になると思う。
③調査方法
Ambition ,Maxfly2,METASPEED SPの3つのスパイクを使って100mを3回走り、そのタイムの平均を出す。
④結果・分析
価格 | 製品 | タイム(平均) |
19,800円 | Adidas Ambition | 12.12 |
27,060円 | Nike Maxfly 2 | 11.89 |
29,500円 | ASICS METASPEED SP | 11.77 |
個別の3回分の記録は保存ミスにより紛失したため、平均値を用いて比較を行った。
最速と最遅の差は0.35秒となった。
天気は全て晴れ、疲労がタイムに影響すると考えたため、それぞれ別日に計測を行った。
スタートはスタブロを使用し、レストは5分とした。
計測は陸上部の友人に手伝ってもらった。
・Ambition(中距離寄り)
比較的クッションあり
プレートはあるが短距離特化ほど硬くない
加速より走りやすさ、安定性
・METASPEED SP(短距離用カーボン)
カーボンプレートで強い反発
接地が短くなりやすい
加速〜トップスピード出しやすい
・Maxfly2(エア入り短距離)
前足部エアで反発+バウンド感
ストライド伸びやすい
反発は強いが慣れの影響有り
この実験ではMETASPEED SPが最も速い平均タイムとなった。これはカーボンプレートによる高い反発性が加速局面および最高速度に影響した、そして一番長く履いており慣れがあったためと考えられる。一方、Ambitionは安定性に優れる設計であるが短距離走における反発性はやや低く、平均タイムが遅くなった可能性がある。Maxfly2は高い反発性能を持つがエア構造特有の接地感や、履いている期間が一番短いため、慣れがタイムに影響した可能性がある。
⑤まとめ
この実験では、スパイクの種類によって100mのタイムに違いが出るのかを検証した。その結果、METASPEED SP(11.77秒)が最も速く、次いでMAXFLY2(11.89秒)、Ambition(12.12秒)となり、最大で0.35秒の差が見られた。このことから、価格との関係性は見られた。しかし、短距離向けに反発性の高いスパイクほどタイムが向上する可能性もあり、慣れの問題もあったため、詳しいことは分からなかった。
⑥残論点・今後の課題
今回は1人で行ったため、今後は複数人での比較や主観的評価も含めて検証を行う必要がある。この実験では個別の測定データを保存するのを忘れ、平均のタイムでの比較しかできていないため、今後は保存するのを忘れないようにしなければならない。また、反発が強いほどタイムが速くなるのであれば、METASPEED SPよりもMaxfly2が一番早くなると考えられ、履く期間における慣れの問題もあったためか公平な検証はできなかった。