2026年度 鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校 3学年

探究テーマ
早朝の勉強習慣が成績に与える効果とその考察
①テーマ設定の背景
朝勉強するほうが夜するよりも効率がいいという話を本で読んだため
②仮説
暗記科目などのほうが比較的記憶の定着が良い結果になる
③調査方法
冬季課外の期間を使ってそれぞれ5日ずつ夜間、早朝に分けて30分ずつ勉強する
また、五日目に確認テストを実施し 、
正答率や計算の過程などから記憶の定着に関して考察、どちらのほうが効果的だったかを推定する
(所要日数:10日)
また、研究に用いる科目は
【暗記科目】
生物基礎 、 地学基礎(ともに成績は同じくらい)
【数学】
数学 指数関数 、 数学B 数列、漸化式
確認テストはそれぞれ
暗記科目:研究ノートの確認問題(その分野の理解力を総合的に測ることができる)
数学:教科書、章末問題(上と同様の理由)
を用いることとする
④結果・分析
結果⓵【暗記科目】
実施期間:12/27~12/31
・生物基礎は6:30~7:00の間に実施
※12/29のみ寝坊して9:00~9:30にて実施
・地学基礎は22:00~22:30の間に実施
・確認テストは1/2に実施
学習した分野
生物基礎:遺伝子とそのはたらき
地学基礎:地球の構造
各教科ごとの得点率:
生物基礎:10/15 66%
地学基礎: 9/19 47%
分析、考察
パーセントにすると多少の差があったため、勉強する時間帯は記憶の定着に影響を及ぼすのではないか。
夜間に行った地学基礎は眠気を感じるときもあったため、夜間の勉強は集中力にも影響を及ぼすと考えられる。
早朝の勉強を習慣化している間は、早寝早起きが求められたため、朝を比較的目覚めがよく迎えることができ、
その点でも勉強効率に影響を与えた可能性も考えられる。
結果⓶【数学】
実施期間:1/3~1/7
・数2は7:30~8:00の間に実施
(1/4は家族の用事でできず)
・数Bは22:00~22:30の間に実施
・確認テストは1/7に実施
学習した分野
数Ⅱ:指数関数
数B:数列、漸化式
各教科ごとの得点率:
数Ⅱ:3/8(大門) 42%
数B:4/9 44%
分析、考察
どちらも大きな差は開かなかったため、あまり時間帯による影響は少ないのではないか。
数Ⅱは実施できなかった日があるため、範囲を一通り終えることができず、そこが影響を与えた可能性がある。
確認テストは一括で行ったため、あまり時間帯を考慮する条件としては適さなかったかもしれない。
⑤まとめ
暗記科目では早朝の学習習慣が影響を与え、
「記憶の定着」において有用な手段だと考えられる。
数学ではあまり差はつかなかったため、効果としては比較的薄い可能性がある。
しかし、どちらにおいても、早寝早起きからくる生活習慣の改善によって
比較的早朝の時間帯は勉強しやすかった感覚があったため、学習において有用な習慣であると考えられる。
⑥残論点・今後の課題
数学においては実施できなかった日があるため、再度の検証が求められる
確認テストを同じ「夜間の勉強の後」に行ったのは「記憶の定着」に関しての材料としては良かったかもしれないが、
別日にするほうが勉強後の脳疲労などを含めて考えると好ましかったかもしれない。