2025年度 長崎県立諫早高等学校 3学年

探究テーマ
学習時における聴覚がどのような影響を与えるか
①テーマ設定の背景
より集中して効率の良い学習をしたいが、実際に自分が集中できる環境が分からないため、身近な聴覚にフォーカスを当ててどのような聴覚の環境が一番学習に集中できるかを調査しようと思った。学習時の聴覚の環境は人それぞれいろいろあったり、また、世間一般的に言われている「集中できる音楽」は本当に集中できるものなのかなどの疑問がうまれたため聴覚にフォーカスして調査しました。
②仮説
学習時に音楽を聴くと集中力が下がり非効率になる。
音楽のジャンル(J-pop、BGM、自然の音など)によって与える
影響に差があり、J-popなどはより集中力が落ちる。
教科によっても差が出る。
③調査方法
1⃣アンケートを行う
Q1.学習時に音楽を聞いていますか? 対象者:諫早高校3年生190人
Q2.教科別で音楽を聴く聴かないや、音楽のジャンルを分けている人は重視していることをそれぞれ教えてください。 対象者:諫早高校3年生92人
2⃣音楽別で100ます計算足し算を3分間×4セット行い、正解率や誤答率を調べ、聴覚と集中力の関係を調べる。対象者:諫早高校3年生31人

④結果・分析
(アンケート)
・国語、英語、社会、理科の勉強時には『何も聴かない』人が一番多い。
・数学の勉強時に『何も聴かない』人は半数以下であり『好きな曲』や『J-pop』、『K-pop』、『洋楽』を重視している人が多い。
考察⇒国語、英語、社会は特に読解・暗記が多い科目であり、音楽を聴きながらすると非効率だと感じる人が多いが、数学は計算などの問題を機械的に解くことが多いので音楽があってもいいと感じる人が多く、理科は分野などによって変わるためそのどちらもを兼ね備えていて、国語英語社会に比べ音楽を聴く人が多いのではないかと考える。
(実験)
自然の音を聴きながら行った計算が一番心の余裕があって解きやすかった」という声も多く、正解数の平均が最も多く誤答数の平均が最も少なかったため、歌詞がある曲よりも自然の音はより集中できるのではないか。

⑤まとめ
学習時に聴く音楽のジャンルによって集中力に与える影響に差があり、自然の音は歌詞つきの曲に比べ精神的に余裕を持ち問題を解くことができ集中力もあがるのではないか。
⑥残論点・今後の課題
①100マス計算の解き方を指定していなかった⇒回答数や正答数を正しく計測することができず個人差が見受けられる結果になった
★右から左へ縦に解くことをルールとして付け加える
②休憩時間が短かった⇒音楽と関係なく単に時間が経つにつれて集中力が低下したため 音楽と学習についての関係を明らかにすることができなかった
★実験間の休憩時間を長く設定するか実験を数日間に分けて行い時間が経過することによって集中力が低下することを防ぐ