2025年度 長崎県立諫早高等学校 3学年

探究テーマ
長崎県の魅力について
①テーマ設定の背景
自分たち自身の進路について考えていく中で、長崎県から県外へ出ていく学生が多いことに気づき、長崎県の転入・転出状況について先行研究を行った。そのなかで県内高校卒業者の進学者の県外流出が長崎県の人口減少の大きな要因になっていると考えた。事前アンケートを行い、県外に転出する理由を調べ、その結果から「長崎県の魅力について県内の学生が知れば県外に出ても戻ってくる人が増えるのでは」と考えた。
②仮説
長崎に関するイベントを行うことで魅力が伝わるだろう
③調査方法
文化祭でクイズラリーを実施する。
公式ラインでクイズを実施する。
④結果・分析
文化祭でのクイズラリー
結果として「クイズラリーによって魅力が伝わったか」についてのデータが得られる予定だったが、参加者が少なく十分なデータが得られなかった。この原因として広報が不十分であったことと参加が難しかったことがあげられた。


公式ラインでのクイズ
事前アンケートの時点で、長崎に戻りたいまたはどちらかといえば戻りたいと考えている人が約57%と予想よりも多く、その理由は住み慣れているから、雰囲気が好きだから、家族や友達がいるからというものが多かった。戻りたくないと考える人の理由には、交通の便が悪いことや長崎に魅力を感じないということがあげられた。
また、長崎で生活していて困ることはあるかという質問では約77%の人があると答え、特に交通の便が悪いと答えた人が78%と一番多かったため、生活上の不便さが長崎に戻りたいか戻りたくないかに少なからず関係していると思った。
クイズ回答後のアンケートで行ったクイズの8ジャンルのうちどのジャンルに興味を持ったかについて質問したところ、長崎の伝統に関するジャンルを回答した人が多かったため、長崎の伝統を発信することは興味を引くことに効果的だと考えられる。
また、クイズ後に事前アンケートとクイズ回答後のアンケートの比較から、クイズ参加者のうち3分の2がクイズによって長崎により魅力を感じるようになったと答えている。




⑤まとめ
クイズ後のアンケートから長崎の伝統行事に興味を持った人が一番多く、長崎の伝統食に興味を持った人が次に多い結果となった。そのため、長崎の伝統を伝えることで学生が長崎に対してより興味を持つようになると考えられる。
クイズにより長崎の魅力度が上がった人が多かったことからこのイベントは魅力を伝えるための手段として適しており、手軽に参加できるイベントのほうが参加者が増えると考えられる。
だが、一定数の人は魅力度に変化が見られなかったことや参加してくれた人のほとんどが諫高生であり、偏りがあったためより多くの人が長崎の魅力を知ることができるように別のアプローチを考える必要があるとわかった。
⑥残論点・今後の課題
今回制作した公式ライン等を利用し、長崎の異国文化や長崎にちなんだ作品などといった種類を増やしたクイズや長崎の魅力についての情報を発信する、公式ラインのアンケートやクイズの所要時間・問題数を表示して途中でやめる人を減らす、ということが必要。
また、今回の活動では画像を沢山使ったため動画を活用したインスタグラムの運用などができるといいと思う。
そして、イベントの参加者の範囲(幅広い学校の人に参加してもらうなど)を広げられる方法を考える、対面でのイベントを行うことで体験を通して長崎の魅力がより伝わると思う。