2025年度 長崎県立諫早高等学校 3学年

探究テーマ
運動が与える身体への影響はどんなことがあるか。
①テーマ設定の背景
一般的に「適度な運動」を継続して行うことである程度健康な生活を送ることができるという概念が定着している。しかし一人一人の基礎体力であったり、年代の違いによって運動に対しての限度が存在し「適度な運動」は異なる。ある人にはちょうどいいと感じる運動であっても別の人にとっては「過度な運動」になり得るため、どの人にも丁度いいような運動の仕方を探りたいと考えた。この探求では高校生という範囲に絞ってアンケート調査を行い、将来肥満症・糖尿病・生活習慣病などの未然に防ぐことができる病気の発症者をできる限り減らせるような効率のよい運動方法を追求したいと思った。
②仮説
運動をしたとき、個人で感じる体の疲れ具合を考慮することができれば、人それぞれの適度な運動を明確にすることができる。
適度な運動が明確になることで、過度な運動による怪我や運動不足による健康低下を防ぎながら、日々の少ない娯楽時間で効率的に運動不足や過度な運動によるけがの防止、睡眠の質の向上が見込める。
③調査方法
平日15分のストレッチ、休日に30分のアクティビティを行い、その日の睡眠の質をはかる
①平日に朝5分間ストレッチを行い、夜風呂上がりに10分行い休日には朝縄跳びを10分行い、夕食を食べた後に15分間ジョグ、ランニング、寝る前に5分ストレッチを行う。
②平日夜に15分間のストレッチを行い、休日には朝10分ランニング、昼にジョグ、寝る前にストレッチを行う。
③平日に朝5分間ストレッチを行い、夜風呂上がりに10分行い、休日には朝10分ランニング、昼にジョグ、寝る前にストレッチを行う。
3つをそれぞれ二週間行い、結果からどの運動をどの時間帯に行うのが特に睡眠の質があがるかをまとめる。
④結果・分析
数値化した時に、各運動方法の平均値から±20より小さい、又は大きい値を外れ値とすると3つの運動方法によって得た数値がほぼ一定になった。このことから私たちが定めた3つの方法は適度な運動であると言える結果となった。
⑤まとめ
睡眠の質という観点から適度な運動に対する評価をすると、実験の数値の結果からある程度、適度な運動の定義付けをすることができ、限られた時間の中で効率の良い運動方法を見つけ出せたと思う。しかし、適度な運動だと感じるかどうかはその人自身に委ねられるためこのこの方法が1番効果的である、とは一概にはいえない。
⑥残論点・今後の課題
適度な運動をすれば体の健康に良い影響を与えると言われているが、その定義がまだ曖昧な部分がある。この結果を通して次の日に疲れを持ち込む過度な運動と、健康に良い影響を及ぼす適度な運動の境界線を調べると共に誰にとっても定期的に続けられる運動を考え、その運動方法を提供することで、社会全体で生活習慣病の予防であったり、感染症対策に向かって行けると思った。