宮崎の地域資源を活かしたラーメンで、地域活性化できるのか!?

宮崎県には、全国トップクラスの生産量や産出額を誇る多くの農畜産物があります。一方で、全国のラーメン市場規模は過去最高の約7,900億円(2024年予測)に達するなど、日本の食文化において大きな影響力を持っています。本プロジェクトでは、1989年の創業以来、宮崎の地で濃厚とんこつラーメンを提供し続けてきた「株式会社風来軒」とともに、「宮崎の地域資源を活かしたラーメンで、地域活性化できるのか!?」というテーマに挑みます。 地域の食材をラーメンの材料として活用することは、ただ美味しい一杯をつくるだけでなく、農家や加工業者、流通業者など地域の様々な産業をつなぎ、お金を地域内で循環させる力を持っています。みなさんには、ラーメンを通じた地域経済の仕組みを学び、「食」と「地域」の関係性を見つめ直しながら、地域の魅力を発信し、課題解決につながる新しいアイデアを探究してもらいます。

地域経済を回す「地産地消」の力
地元で採れた食材を地元で消費する「地産地消」は、輸送にかかるコストや環境負荷を減らすだけでなく、生産者である農家の収入を安定させ、地域経済を活性化させる重要な仕組みです。例えば、宮崎県の豚肉の農業産出額は約580億円(令和6年)、ニラは約19億円と全国トップクラスを誇ります。これらの豊かな食材をラーメンという人気メニューに活用することで、どれだけの経済効果を生み出せるのか、お金の流れ(経済の循環)に注目して探究します。

「宮崎らしい一杯」の定義とは?
「宮崎らしさ」とは、単に地元の食材を使うことだけではありません。味付けの工夫、見た目の美しさ、どんぶりのデザイン、提供する際のストーリーや接客など、様々な要素が絡み合って独自の魅力が生まれます。他県のラーメンと何が違うのか、宮崎県民にとって親しみのある要素は何か。正解のない問いに向き合いながら、自分なりの「宮崎らしい一杯」を定義し、地域の特徴や魅力を再発見していくプロセスを重視します。

地元食材の「価値」を問い直す
地元の食材を使うことは素晴らしい取り組みですが、コストの上昇や供給の不安定さといった課題も伴います。近年、ラーメン業界では原材料費の高騰により「1,000円の壁」が課題となっており、価格と価値のバランスが求められています。お客様は「地元産」ということに本当にお金を払う価値を感じてくれるのでしょうか。味・価格・ストーリーのバランスを考え、「こだわり」がお店の自己満足にならないような、本当の意味での価値づくりについて深く考察します。
レクチャー一覧

レクチャー1:地元食材を使ったラーメンは、地域経済にどのような影響を与えるのか?

レクチャー2:企画の考え方とは?

レクチャー3:地元食材を使うことは本当に価値になるのか?

レクチャー4:探究の成果をまとめよう
