2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

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探究テーマ

画像の著作権

テーマ設定の背景

画像やイラストが大量にあるpinterestなどのサイトは合法ではないという意見を見たから

著作権の事案があり、どこからが法に触れるのか、または故意的ではないものはどのような対応をとられるのか知りたいから

仮説

①作者名が記載されているものは合法で、だからpinterestなどのサイトは今も存在している(合法ではないことはわかっているが対応が追いついてない、もしくは許可を得ている)

②学校で使う場合と個人で使う場合の違法かどうかの認識が曖昧だから

③簡単に調べることができて保存も容易だから

④大量にある情報の中で、それを撮ったり描いた著作者の声が届きにくくなっているから

調査方法

①色んなSNSアプリがあるなかで、一番使われているアプリは何かを調べる。

②インターネットで実際にあった相談結果や裁判結果を調べる。

③SNSアプリの利用規約を、自分のスマホを使って確認してみる。

④TwitterやPinterestの検索欄を使い、同じ単語(イラスト)で調べ、いいね数などを見てみる。(TwitterとPinterestの作者ID、プロフィール欄を比較してみる。)

結果・分析

(上画像)①snsアプリの普及が大いに関与しているからだと考えました。実際に、snsの利用者ランキングから、LINE,YouTube,X(旧Twitter)の拡散力は凄まじく、この三つだけでも、約24000万人が使用していた。中でも、不特定多数に動画、画像の拡散ができるyoutube、X(旧Twitter)を利用している人は約12000万人であり、この中から正確な情報を抜き取るのは難しいと考えた。また、様々なアプリを使用している人もこの中にいると思うので、さらに判別が難しくなり、使用禁止の画像も投稿者によって書き換えられたりする場合も十分あると思った。実際にX(旧Twitter)では、著作者ではない人物が投稿した内容に、「誰でもお使いください!」との内容があり、それに対してネットリテラシーが試されることが複数回あったため。

②P2Pファイルを使ってダウンロードした事例が多く、著作権侵害で開示請求を受けた事例は令和6年時点で老若男女問わず、154484件中約95%の人が受けていた。つまり、合法ではないことが分かった。また、実際に開示請求を受けた人について調べると、著作権者側から数千万円の損害賠償請求と刑事告訴も辞さない態度をされた人がおり、早急に法律事務所に相談に行ったが、結果は示談金100万円以下であった。このことから、法律事務所の助けが必須である。しかし、示談金になったとしても100万円以下の高額ではあった。依拠性と類似性で判別が変わり、依拠性は隣に参考画像がある上でイラストを描いたりすることで、教科書を読むことと似ていた。一方で類似性は、キャンバスの上に参考画像がある状態を指し、その上からなぞって描いたりすることだった。つまり、盗作、トレースという違反行為にあたっていた。

③X、Youtube、Instagram、Pinterestは基本的な法律を守っていればいい

どのアプリも無断転載、なりすましが横行していた。(一番それらが多かったのはPinterestだった)

④Pinterestでは作者名は記載されていたが、別名で同じ画像が投稿されているのを見つけたため、無断転載が横、X()行している、または数が多くて捌ききれていない可能性がある。作者名をXなどのsnsアプリで調べたが、同じ画像が出てこなかった。AIについても調べたが、aiイラスト、画像に対して批判的な態度を取る人がそれなり多くいた。また、Pinterestにあったフリー画像を使用しイラストを描いた人が干されたこともあった。

まとめ

画像の著作権を探究テーマにし、Pinterestは合法なのか、著作権侵害の事案はどのくらいの頻度で起こっているのか気になったため、インターネットや自分のスマホを使って以下の4つの仮説を立てて調べた。

①色んなSNSアプリがあるなかで、一番使われているアプリは何かを調べる。

②インターネットで実際にあった相談結果や裁判結果を調べる。

③SNSアプリの利用規約を、自分のスマホを使って確認してみる。

④TwitterやPinterestの検索欄を使い、同じ単語(イラスト)で調べ、いいね数などを見てみる。(TwitterとPinterestの作者ID、プロフィール欄を比較してみる。)

結果、LINE、YouTube、X(旧Twitter)が3位以内に入っていた。中でも画像、動画を不特定多数に流せるYouTubeとX(旧Twitter)だけでも多くの人が使っていたりするのが問題点だと感じた。匿名になると気が強くなるため、どんなに注意喚起をしても意味がなく、情報に乗って知らない人が誤情報を鵜呑みにする確率が高くなってしまうのではないかと考えたため。P2Pファイルを使い、知らぬ間に著作権侵害を犯している人も含めて開示請求された人たちは、154484件中約95%の多くの人たちが開示請求を受けており、約100万円の示談金でようやく話がついた事例があったことをもっと発信していけば、気が迷う前の抑制力になると思った。依拠性と類似性の違いをちゃんと把握しておくことが大切なのではないかと感じた。なぜなら、著作権侵害のほかにも、お金が絡むと複製権や譲渡権に違反することになり、差しどめ請求や損害賠償請求、名誉回復措置請求などを求められることがあるため、示談金の他にも1000万円以下または10年以下の拘禁刑を求められ莫大なお金がかかる場合があるため。(人権侵害等のグラフ 下画像)

X、YouTube、Instagramでの無断転載、ai画像は批判的な態度があったがPinterestではあまり見かけず、もはや同じ画像が多く出回っており、さまざまな人が無断転載をやっていることや、投稿している作者を別のsnsアプリで調べても出てこなかったため、Pinterestのイラストなどはあまり信じない方がいいことと、AI絵や写真に対しては批判的な言葉(他の人の絵を学習しているから、著作者の努力を踏み躙っているのでは?などの意見)が多かった。また、AIイラストを使用した人の中には、表現の自由がある主張や、お金目的ではないため、自由に扱ってもいいなどの意見があった。しかし、それを決めるのは著作者自身なので良し悪しをはっきりと分別することは難しかった。

残論点・今後の課題

①クォーターマークについて

最近では描いたイラストの上にクォーターマークをつけて投稿することが多くなっている。クォーターマークをつけることでAI学習などされないらしいが、これは実際にそうなのか。

②違法ダウンロードでかかるお金について

違法ダウンロードをすることで多額のお金を請求されることがあるが、これが著作権侵害だということを知っているのはどのくらいいるのか。

③Pinterestの実態について

Pinterestは様々な画像が少しのワードで出てくるが、そのほとんどが無断転載されたものだと知っているのは何人いるのか。

④AIイラストについて

今も問題があると言われているAIイラストは著作権問題の他に、人のイラストを学習したイラストに収益があればさらに重い罪になっていくのかがまだ曖昧であるため、もう一度憲法から見直す必要があると思った。

著作権の問題は、使用する人だけでなく、投稿者が本当に著作者なのか、画像を拾うなら使用するアプリの概要を利用規約以外にも他の人の知識を蓄えて置く必要があるが、年齢層が低い年代もsnsを利用する時代なので、早め早めにネットリテラシーや著作権について知っておくことが重要だと考えた。

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