2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

探究テーマ
前十字靭帯を怪我する原因と予防
①テーマ設定の背景
実際に自分がこの怪我をして、もう一回怪我をしないために、どういう状況で怪我をするのか、どうやったら予防できるかが気になったから
②仮説
女性の方が前十字靭帯損傷の割合が高い
③調査方法
インターネットで
・女性と男性の受傷率の差
・女性の方が損傷する割合が高い原因と予防
などについて調べる。
④結果・分析
まずは、前十字靭帯の役割、どうゆう時に起こるのか、実際に怪我をするとどうなるのかを調べた。
前十字靭帯の役割
①膝が前にずれるのを防ぐ
②膝のねじれを防ぐ
③スポーツ動作を支える
どうゆう時に起こるのか
怪我をする時は、急な方向転換や、ジャンプの着地ミス、急停止、減速動作などの非接触型と相手との衝突やタックルなどの外力などの接触型がある。
非接触型の方が多い。
損傷・断裂するとどうなるか
・強い痛み、腫れ
・膝がガクッと抜ける(不安定)
・走る、止まる、方向転換ができない
・スポーツの継続が難しくなる
仮説に対して調べたこと

グラフを見てわかったこと
・どの学年も女性の方が受傷の割合が高い
・一番差が大きい高校二年生では男性と女性では3倍以上の差がある
原因
①解剖学的要因 女性は男性に比べて骨盤が広く、腿骨と膝関節をつなぐ角度が大きいため、膝や足首など下半身の関節への負担が増加するという見解
があります。
②ホルモンの影響 月経周期とホルモンの影響はスポーツ傷害に関与するとされている研究があります。これについては明確なメカニズムや影響度合い
は研究によって異なり一定していません。
③特定の動作における傾向 女性は特定の動作(ジャンプや着地)において膝が内側に入りやすく、これが前十字靭帯(ACL)損傷などのリスクを増加
させる要因の一つとも言われています。
④栄養とエネルギーの問題 栄養不足(特にカルシウムとビタミンDなど)やエネルギー不足により、骨密度や筋肉量が低下し、疲労骨折などのリスク
が増加する可能性について議論されています。
予防
①もも裏の強化
前ももばかり強くなるると膝が前にずれやすくなって前十字靭帯に負担がかかる
トレーニング ヒップリフト
ポイント ゆっくり耐える動きが大切
②お尻の強化
お尻が弱いと膝が内側に入る
トレーニング スクワット ブルガリアンスクワット クラムシェル
ポイント 膝が内側に入らないようにする
③ジャンプや着地の練習
着地の瞬間になることが多い
トレーニング ジャンプして止まる練習 片足着地
ポイント 膝とつま先を同じ向きにする 静かに着地する
⑤まとめ
まず、前十字靭帯の役割として、膝が前にずれることを防ぐ・膝のねじれを防ぐ・スポーツ動作を支えるなどがある。
前十字靭帯を損傷する原因は、急な方向転換・ジャンプの着地・急停止などで起こりやすく、プレー中の接触がなくても怪我することも多くある。
損傷することで、強い痛みや腫れ・膝が抜ける感覚・走る、止まる、方向転換などが難しくなる。
グラフではどの学年でも受傷率は男性より女性の方が高く、特に高校2年生では女性が男性の約3倍ということが分かった。
女性の方が割合が多い原因は、女性は骨盤が広く膝に負担がかかりやすいこと、月経周期やホルモンなどの影響、ジャンプ着地時に膝が内側に入りやすいなどの動作傾向、栄養不足やエネルギー不足などが挙げられるます。
予防は、ヒップリフトなどでゆっくり耐える動きでもも裏の強化をすること、スクワットやクラムシェルをして膝が内側に入らないようにしてお尻の強化をすること、ジャンプや着地の練習をすることなどがある。

⑥残論点・今後の課題
①インターネットで調べるだけではなく、実際の選手やチームへのアンケートをとる。
②予防のトレーニングにどのくらい効果があるのかが分からない。
実際にどのくらい怪我の防止に効果があるのかが分からない。
トレーニング前後での怪我の発生率の変化や、継続期間による違いなどを比較し、検証する。
③競技ごとの差が分からない。
競技によってプレーの特徴や体の使い方が異なるため、怪我をしやすい場面や部位にも違いがあると思うから、競技別にそれぞれに適した予防などを調べたい。