2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

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探究テーマ

動物の健康と異常気象について

テーマ設定の背景

最近、熊被害などの野生動物に関する痛ましいニュースをよく耳にするので、温暖化が野生動物の生息地の喪失、食料の減少、繁殖サイクルの乱れを引き起こしている現状に対して、対策を考え、実行していかなければならないと感じたから。

冬でも暖かくなり冬眠しない、温暖化の影響で山に食べ物がなく食べ物を探すために人里に下りる、食べ物を探すために行動範囲が広くなるので人間に出くわして危害を与える、発砲される。

2025年より前は熊に関するニュースはあまりなかったが、この2025年は毎日のように熊に関するニュースを見た。

仮説

温暖化対策が野生動物の生息地の安定や健康改善に役立ち、それが私たちの安心につながるのではないか。

温暖化対策をする→生息地の食料安定、土地の安定→生態系安定→衝突が減る→人間の生活の安心

調査方法

ネットからの情報...温暖化が引き起こす異常事態には何があるか

         google scholarから気温と野生動物の数の関係を調べる

         気象庁から気温のデータ

         農林水産省から鳥インフルエンザのデータ

ニュース...熊のニュース

     専門家のインタビュー

結果・分析

①去年の夏は多くの地域で40℃超えの気温を記録し、多くのペットが熱中症の危険にさらされました。特に、猛暑の中でのアスファルトの表面は60℃を超え、肉球にやけどを負うなど、ペットの命に関わるほどの災害級の暑さでした。

②オーストラリア・ビクトリア州では高温乾燥による森林火災でコアラの生息地が焼失。多くのコアラが重傷や餌不足に陥り、助かる見込みがないと判断されたため、約750匹がヘリコプターから狙撃され、安楽死させられました。

③温暖化が進むことで、渡り鳥の移動ルートや生息地が変わり、ウイルスが死滅しにくくなっています。北海道では高病原性鳥インフルエンザが急増し、去年3月以降、海鳥約600羽の死骸が確認されました。さらに国内初となるアザラシ、世界初と見られるラッコへの感染も確認され、海鳥だけでなく哺乳類にまで感染が拡大しています。海外ではすでに人への感染例や死亡例が出ており、専門家はこれまでにない深刻な事態だと話しています。

④人間も温暖化による悪影響を受けています。

上の左側のグラフは日本での熱中症死亡数の変化、右側のグラフは日本の年平均気温の変化のグラフです。

日本の気温上昇と熱中症死亡数には強い関連が見られ、温暖化が人間の健康リスクを直接高めていることがわかります。

熱中症死亡数は、過去20年で5倍近く増加しました。

⑤また、毎年のように記録的な暑さとなっているため、気象庁は夏日、真夏日、猛暑日の上に、最高気温が40℃を超える日を酷暑日と呼ぶことに決めました。高温の日の名称を追加するのは、2007年に最高気温35℃以上を猛暑日として以来であり、20年も経たないうちに新たな名称をつくることになったのは、地球温暖化の急速な進行を示していると言えます。

まとめ

私が設定したテーマは、動物たちの健康と異常気象についてです。

どうしてこのテーマにしたかというと、最近、熊被害などの動物に関する痛ましいニュースをよく耳にするので、温暖化が動物の生息地の喪失、食料の減少、繁殖サイクルの乱れを引き起こしている現状に対して、対策を考え、実行していかなければならないと感じたからです。

そこで私は、温暖化対策が動物の生息地の安定や健康改善に役立ち、それが私たちの安心につながるのではないかという仮説を考えました。

地球温暖化は、気温上昇や降水量の変化、異常気象の増加を通して野生動物の生息地を縮小し、生態系全体を不安定化させ、多くの動物が存続の危機に立たされています。地球温暖化対策は気候変動の進行をおさえ、生息地の急激な変化を防ぐことで野生動物が本来の環境で生活でき、健康状態が改善・維持され、感染症の発生・拡大のリスクが減ります。健全な生態系内で安定して暮らしていれば人間との不必要な接触が減り、お互いに危険が抑えられます。このように、温暖化対策は環境保護だけでなく野生動物の生息地と健康を守ることで感染症リスクや人獣衝突を減らし、最終的に人間社会の安心・安全を高める対策であると言えます。

温暖化対策をあれこれ考えた末、SDGsに貢献することが私たちができる一番の対策だと考えました。今までの自分の生活行動を見直し、持続可能な社会のためになることをするよう心がけることは、徐々に温暖化を和らげます。例を挙げると、食生活でできることは代替肉を食べる、見切り品を買う、生ゴミを正しく処分する、資源に対しては捨てる概念を無くす、いらないものは断る、そのほかで言うと、環境に配慮している会社を応援したり、ボランティアに参加することです。

残論点・今後の課題

✔️今回の創造探究の残論点は、

・おもにネットの情報から調べたこと

役所に聞きに行ったり、アンケートをとったりしなかった。自主的に校外学習しなかった。

ネットの情報はサイトごとにばらばらだったり、更新されずに古いままだったり。

温暖化について詳しい人から直接得た情報や、学校内でとったアンケートの結果を載せたら、注目を集める内容になった。

・解決しないテーマを選んだこと

温暖化という広いテーマで、特定のことを深められなかった。直接的な解決策が見つからず、地球温暖化を緩和するにはSDGsに貢献することが大事だと、当たり前のことを解決策とした。

・テーマがぼんやりしていたこと  

動物の健康と異常気象についてという細かいテーマを設定したつもりが、テーマが広くて浅い内容の調べものになってしまった。もっとテーマを細かくして、「温暖化と鳥インフルエンザによる卵の価格上昇」や「温暖化と、熊と人間の衝突回数の変化」のように特定のことを深められたら、興味深い内容になった。

✔️次回の創造探究に向けて、

・ネットの情報ばかりに頼らない

自分から進んでテーマに関するボランティアに参加したり、施設へ体験しに行く。そこで資料をもらう。

自分でアンケートを作ってみんなに協力してもらう。

・テーマを細かく設定する

広く浅いものより狭く深いものにする。テーマを細かくすればするほど深い探究になる。

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