2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

探究テーマ
毎年餅で亡くなっている人がいる

①テーマ設定の背景
SNSで熊に襲われる人が最近多いがそれよりも餅で毎年亡くなっている人が多いとわかったからどうにかして減らせないかと考えた。
②仮説
毎年、餅を喉に詰まらせて亡くなる人が多くいるというニュースを目にすることがある。特に高齢者に多い事故として知られており、正月の時期になると注意喚起が行われている。そこで私は、「自分の学校にも、実際に餅を食べて苦しい思いをしたことがある人がいるのではないか」という仮説を立てた。また、餅による事故が起こる原因について考えたところ、餅特有の強い粘り気やネバネバした性質が関係しているのではないかと思った。餅は柔らかいように見えても、噛み切りにくく、飲み込む際に喉に張り付きやすい特徴がある。そのため、十分に噛まずに飲み込んでしまうと、喉に詰まり呼吸がしづらくなる危険があると考えられる。さらに、高齢者だけでなく、子どもでも急いで食べたり、大きなまま飲み込んだりすると危険である。こうしたことから、餅の「ネバネバさ」や「喉にくっつきやすい性質」が、死亡事故の大きな原因の一つになっているのではないかと考えた。
③調査方法
実際に自身の学校で餅に殺されそうになった人がいないのかアンケートをとる。
どうにかして乳児からお年寄りも食べられて死なない餅ができるか試す。
地域で行われた餅まきに参加しどの年代が餅に興味があるのか知る。
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④結果・分析
調査の結果、学校で行ったアンケートでは、69人中24人が「餅を食べていて喉に詰まりそうになったことがある」と答えた。これは全体の約35%にあたり、想像していたよりも多くの人が危険な経験をしていることが分かった。この結果から、餅による事故はニュースの中だけの話ではなく、身近なところでも起こり得る問題であると考えられる。また、「急いで食べたときに苦しくなった」「大きいまま飲み込んでしまった」などの意見もあり、食べ方によって危険性が高まることも分かった。
さらに調べたところ、実際に餅で亡くなった人の多くは、喉に餅が丸ごと詰まった状態になっていたことが分かった。餅は強い粘り気があり、一度喉に張り付くと簡単には取れないため、呼吸ができなくなり窒息につながってしまう。また、年齢を重ねると噛む力や飲み込む力、いわゆる喉の筋力が低下するため、餅をうまく飲み込めず、事故が起こりやすくなることも分かった。特に高齢者は、飲み込む動作が若い人より弱くなるため、少しの油断でも命に関わる危険があると考えられる。また、地域で行われた餅まきに実際に参加して観察したところ、餅を積極的に取っていた人は、見た目では50代から70代くらいの人が多く見られた。子どもや若い世代の参加者もいたが、特に高齢の世代ほど餅への関心が強いように感じられた。




⑤まとめ
今回の調査では、実際に本校の生徒や教員を対象に、「餅を食べて苦しい思いをしたことがあるか」というアンケートを行った。その結果、全体のおよそ4割の人が、「喉に詰まりそうになった」「飲み込みにくかった」など、餅によって危険を感じた経験があることが分かった。この結果から、餅による事故は決して特別なことではなく、多くの人が身近に経験している問題であると考えられる。
また、調査を進める中で、若い人でも苦しい経験をしているなら、さらに年齢を重ねて噛む力や飲み込む力が弱くなった高齢者では、命に関わる事故につながる可能性が高くなるのではないかと考えた。実際に、餅を喉に詰まらせて亡くなる人は毎年おり、その原因には餅特有の強い粘り気や、喉に張り付きやすい性質が関係していることが分かった。特に高齢者は喉の筋力が低下するため、餅をうまく飲み込めず窒息してしまう危険がある。
そこで私は、「どうにかして安全に餅を食べられる方法はないのか」と考え、実際にいくつかの方法を試してみた。まず、餅をそのまま食べるのではなく、細かく小さく切ってから食べる方法を試した。すると、一口の量が減ることで飲み込みやすくなり、喉に詰まりにくくなると感じた。また、ゆっくりよく噛むことで、さらに安全に食べられることも分かった。
さらに、高齢者向けに作られた「やわらかい餅食品」があることを知り、実際に食べてみた。普通の餅よりも柔らかく、粘り気が弱いため、噛み切りやすく飲み込みやすい工夫がされていることが分かった。このような食品を利用することで、高齢者でも比較的安全に餅を楽しめるのではないかと考えた。
今回の調査と実験を通して、餅は日本の伝統的な食べ物として多くの人に親しまれている一方で、食べ方によっては危険な食べ物にもなることが分かった。しかし、食べる大きさを工夫したり、高齢者向けの食品を活用したりすることで、事故を減らせる可能性もあると感じた。これからは、餅の危険性を正しく理解しながら、安全に食べる工夫を広めていくことが大切だと思った。
⑥残論点・今後の課題
餅まきとかに参加したりしてみて年齢層は割と高めだったけど飲み込めれるのかや詰まらないのかなッと感じた。実際にトロミを餅につけてみたら良いと考えたか実際に食べてはない。

