2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年

Logo

探究テーマ

うさぎの換毛期はアレルゲンを拡散する可能性はあるか

テーマ設定の背景

私の家で飼っているうさぎが換毛期を迎えるとうさぎが動くたび毛が舞ってました。そこから抜け毛を吸い込みすぎたら動物アレルギーを発症するのではないかと疑問に持ち。空気中主に家のリビングルームのアレルゲン量がどうなっているの気になったからです。

仮説

うさぎの換毛期の抜け毛増加により、空気中のアレルゲンが拡散する可能性について

調査方法

インターネットで調査を行う

主に無料掲載されている論文または動物病院が出している資料を参考にする

結果・分析

(前提)

アレルゲンとは

アレルギーの原因となる抗原(原因物質)のこと。

・主にタンパク質である

・動物の毛に付着しているものである

*毛に付着しているのは動物に対してのみ

↪︎なぜ毛に付着しているのかと言うと、元を辿れば唾液にアレルゲンが含まれており。動物たちが毛繕いという自身の身体を舐めて毛並みを整える行為が原因となっている。

主な動物アレルギーの種類について

今回は3つの動物を例に挙げます

・ネコアレルギー

↪︎猫アレルギーの原因は、Feld1(フェルドワン)というアレルゲンで、猫の唾液や毛・汗・フケに多く含まれています。
猫は毛づくろいするので、唾液に含まれるアレルゲンが毛やフケに付着し、それらが空中を舞うことで人に喘息やくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こします。またネコはベッドや布団・こたつなどに潜り込むのが好きなので、これらに毛やフケが付着します。寝ている間に付着したアレルゲンを持続的に吸入するので、アレルギー症状を発症しやすくなります。

・イヌアレルギー

↪︎犬アレルギーの原因となるタンパク質はCanf1と呼ばれ、唾液や皮膚・フケなどに含まれています。これらに触れたり、吸い込むことでアレルギー反応が起こり症状が出ます。イヌは室外で飼育することも多く、ネコに比べて犬アレルギーは少ないと考えられています。

・ウサギ飼いさんが影響を受けるであろうアレルギー

一つ目 うさぎのフケや毛に対するアレルギー

↪︎うさぎアレルギーの原因となるタンパク質(アレルゲン)は、唾液の中に最も含まれており、その他にもフケや毛・おしっこの中に含まれます。うさぎは毛づくろいをするので、唾液の中のアレルゲンが毛に付着し、フケとともに空中を舞うことで人にアレルギー症状を引き起こします。原因となるタンパク質はOry c 3というもの。

二つ目 うさぎのエサ(チモシー)に対するアレルギー

↪︎うさぎの代表的なエサである牧草(チモシー)は、イネ科の植物です。イネ科の植物にアレルギー反応がある場合に、目のかゆみやくしゃみ・鼻水、喘息症状などが出る場合があります。

三つ目 ダニアレルギー

↪︎その他にも鼻水やくしゃみの原因が、ダニアレルギーとなっていることもあります。うさぎを飼育する場合、エアコンなどで室内の温度や湿度を一定にする必要があり、これはダニの繁殖には好環境です。うさぎを飼育中に、室内で繁殖したダニが原因となってアレルギー症状が出現することもあります。

https://www.omote-kokyuki.com/animal-allergies/

空気中のアレルゲンについて

まず空気中にアレルゲンがどのくらいあるか調べるため、参考資料を見つけました。

その資料は日本人グループが13世帯にかかって、猫(Fel d I)、犬(Can f I)、ダニ(Der I および Der II)の空気中および床の粉塵アレルゲンレベルを測定。空気中のアレルゲンは、低騒音のエアサンプラーを用いて住民が通常どうりくらしているリビングルームを5〜7日間サンプリングしたものです。

その結果

犬や猫を飼っている家庭の空気中アレルゲンはFel d IおよびCan f Iの平均レベルはそれぞれ5960と2880 pg/m³であり、これは空中のDer Iのレベルの約160倍および100倍でした。このpg/m³(ピコグラム・パー・立方メートル)は、空気1m³あたり含まれる物質の質量を表す濃度単位のこと。

床の粉塵において、Fel d I と Can f I の平均濃度はそれぞれ 322 µg と 236 µg の微細粒子で、Der I (ダニアレルゲン)の濃度の 59 倍と 10 倍高かった。

これらの結果

犬や猫を飼っている家庭は動物アレルゲン濃度がダニアレルゲンより高いことがわかった。これをうさぎとして捉えても同様の結果になると仮定できる。

このことにより空気中のアレルゲンが拡散している可能性が高いことが判明しました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/8258613/

まとめ

アレルゲンはアレルギーの原因となる抗原であり主にタンパク質が主成分である。動物たちはアレルゲンが唾液に含まれている場合が多く、毛繕いという行為によって毛に付着している。

アレルゲンは動物によって種類がある。

ネコはFeld1(フェルドワン)、イヌはCanf1、ウサギはOry c 3などがある。

空中を舞うことで人に喘息やくしゃみなどのアレルギー症状を引き起こします。

空気中にあるアレルゲンは参考資料によると換毛期に関わらず動物(犬やネコ、うさぎなど)を飼っている家庭は動物アレルゲン濃度がダニアレルゲンよりも高く。

空気中に動物アレルゲンが拡散している可能性がとても高いことがわかりました。

残論点・今後の課題

猫や犬のアレルゲン濃度については分かったがうさぎについてのアレルゲン濃度を詳しく調べることができなかった。もしかしたらうさぎの場合だとアレルゲン濃度が違ったり拡散規模が変化することを考慮できなかった。

イヌによっては大型犬、中型犬、小型犬など大きさが異なるため、大型犬だった場合にはうさぎとの大きさに差が出過ぎてしまっていたこと。

今後の課題は自身のうさぎが換毛期の時に毛を抜くのを疎かにしてしまわないことです。疎かにすることで自分自身と家族が相当なアレルゲンが拡散している部屋に住み続けることになります。なのでしっかり抜け毛を取っていきます。

↓こんな感じにいっぱい取ります。

TimeTact Logo

Copyright 2026年度 広島文教大学附属高等学校 3学年 © 2026 All rights reserved